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2007-08-17

北京市での農薬検査サービスから考える

中国の毒入りの食品が問題になっているが、実際にそこに住んでいる人達もそれを食べるのだからたまったものではない。日本はまだポジティブリストが導入されたりはしているし、世界一うるさい消費者だと言われているからまだしも、彼らは消費者運動を起こせる立場にない

日本もかつては、私が子供の頃は合成着色料入りの飲み物など随分と飲んだものだけど、さすがに廃油を使って料理をするとか、そこまではいかなかったはず。

中国のこの荒んだ状況、モラルハザードは、共産国家であるから消費者運動が無いため、そして科学的であるが故に宗教の存在を認めないが故。宗教団体の暴走もいけないが、やはり国内のカトリック大司教を共産党が決めるようなことをするから、このようなツケが回って来る。

しかも、このツケは大きい。具体的にコストとなって降りかかってくる。
一つには、検査サービスをしなければならないというツケ。北京市だけで人口1493万人。東京都ほぼ同じくらいだが、とても無理でしょう。恐らく中途半端に終わる。
二つ目に、中長期的に現れるコストがある。やがて癌患者が増えるだろうからその対応はどうするのか?

何をいいたいのかというと、結局何かしら抑えつけを厳しくしようとすればするほどに、そのツケがまわってくる。やはり我々は小さな政府を目指すべきであるということを、こうした極端な例を通じて我々は知るべきであるということ。日本だとなかなかこのような極端な例は起きないので、小さな政府と大きな政府どちらがいいのか?という議論もどうしてもシミュレーションの世界になってしまう。

神の見えざる手」とは経済を語るときに、具体的には需要と供給のバランスを示すときに使われる。しかし中国を見ていると、この「神の見えざる手」とはこうしたX軸とY軸による二次元的な表現だけではなく、モラル・自己意識というZ軸があるのかもしれない(かと言って人は完璧ではないのでこれもまたあまり厳しく求め過ぎると歪が出てくる)。ただしこのZ軸は何か?と問われると私はそう簡単には説明出来ないが、それは上から抑え付ける力ではなく、自ら沸き起こってくるもの。こうなると少々曖昧ではあるが、そのために何をしなければいいのか?


世界で最も成功した社会主義国家と皮肉られる日本は、多いに一考すべき点であると考える。

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